マコンデ彫刻とは？

タンザニアのマコンデ族によって長年にわたり彫られ続ける黒い木のスピリチュアルな彫刻です。

タンザニアのマコンデ族は長年にわたり、アフリカの黒い木であるエボニーを手作業で加工する独自のスタイルを世代を超えて受け継いできました。
マコンデ族の彫刻は、彼らの豊かな文化、伝統的な信仰、部族芸術を表現する複雑で非常に興味深い芸術です。
これらの芸術は、マコンデ族の精霊の世界を描いたり、物語にしたり、今もマコンデ族と交流し影響を与え続けている精霊を表現しています。
Shetani（シェタニ）の形は、精霊、夢、悪魔、感情表現などを表しています。
Ujamaa（ウジャマ）は創造的な形態の最初の起源は、一体感に基づいています。これらの芸術形式は、マコンデ族の相互扶助、一体感、連帯感、家族関係、家系図、部族社会の精神について描いたり、物語を描いたりしています。
現在も主にアフリカンブラックウッドを素材に伝統的な手作りの道具を使い、何世代にもわたって培われた技術と手法でマコンデの彫刻を手作りしています。

ティンガティンガとは？

エドアルド・サイディ・ティンガティンガが描き始めたアフリカ・タンザニア発のポップアートです。

ティンガティンガはモザンビークとの境界近くのタンザニア南部の村に生まれました。建築現場にあるボードにエナメルペンキを使い奇抜で、カラフルな動物や人間のイメージを描きはじめました。すぐに若者たちが彼を支持するようになりダルエスサラーム近くのムササニにティンガティンガ・スクールが創設されました。彼の作品が認められつつある中1972年の自動車事故・銃撃事件で若くしてなくなりました。その後も彼の思想は若者たちの作品に生かされています。彼の信奉者はマクア民族でマクア民族と伝説がティンガティンガアートのベースとなっていると言われています。血縁で結ばれ、共に働いているということで、ティンガティンガ村が形成され彼の後継者たちはペインティングにより生計を立てています。これにより彼の名前である「ティンガティンガ」が世に名を残し現在のティンガティンガアートとして今日があります